塩サウナは、サウナの中で塩を塗って、汗をかく入浴法です。

とっても気持ちがよく、一度入れば、病みつきになるほど、肌がすべすべになる美肌効果も期待できます。

ただし、普通のサウナとは少し入り方が違っていて、効果を十分に引き出すにはすこしコツや注意が必要。

初めての人は戸惑ってしまうこともあるようです。

そこで、今回は、塩サウナのおすすめの入り方についてお伝えします。

塩サウナの効果を上げる正しい入り方

通常サウナと呼ばれるドライサウナが80〜100度高温であるのに比べ、塩サウナは、40〜60度と低い温度に設定されています。

そのため、サウナが苦手、初心者にとっては、入りやすいのがメリットなのですが、温度が低い分、汗をかくまで時間がかかります。

効果を最大限に上げるためには、塩サウナに入る前に、湯船につかって体を温めておくことが、まず重要なポイントです。

それでは、塩サウナの入り方を、順序に沿ってご紹介します。

入り方

1) 湯船につかり、汗がじんわり出るまで全身を温める(10分間程度)

2) 湯船から出たら、塩サウナに入る前に、コップ1杯の水を飲む(低温でも発汗しやすくなる)

3) 塩サウナに入ったら、頭皮〜足先まで全身に塩をのせる(まだ、すりこまないようにする)

4) 発汗し、肌にのせた塩が溶けるまでじっと待つ

5) 塩が溶けたら、マッサージをする(リンパの流れに沿うと効果アップ)

6) 肌がすべすべになったら、塩サウナから出るタイミング

7) 椅子の上、周りを水で流し、綺麗にしてからシャワーを浴びる

8) しっかり汗、塩を流したら、しばらく休憩する

塩サウナからでたら、水風呂や湯船に入っても良いのですが、必ず、シャワーで塩、汗を流してからにするのが、マナーです。

また、塩サウナの中にある椅子を2つ使い、足をあげている人を、時々見かけますが、これもマナー違反。

みんなが気持ちよく使えるように配慮するのも、正しい入り方の一つです。

塩サウナに入る時の注意点

効果を上げるためには、まだ、注意すべきことがあります。

◯ 塩を刷り込まない

塩サウナの塩は、ミネラルが多い、天然塩を使っていますが、刺激を与えすぎると、肌荒れやかぶれの原因になります。

よくやってしまう失敗は、肌に塩を乗せてから、溶ける前に塩でマッサージしてしまうこです。

これは、肌表面の塩分濃度が少し上がるだけで、美肌効果が上がるなどの効果は期待できません。

逆に、肌に傷を作ってしまう危険性が高いです。

自然に汗で塩が溶けるまでは20分程度かかるので、じっと待つようにしてください。

◯ デリケートな部分に、塩を塗らない

塩には色々な効果がありますが、やはり、ある程度の刺激を与えるというデメリットはゼロではありません。

全身に塩をのせるときは、特にデリケートな、目、口の周り、肛門などの部分には、塩を塗らないようにしましょう。

◯ 無理をしない

塩サウナの温度は低めですが、それでもサウナが体質的に合わない、体調が悪いなどの理由で、途中で気分が悪くなってしまうこともあります。

そんな時は、無理をせず、すぐに塩サウナからでて、休むようにしてください。

もし、自力で出ることができそうにない場合は、他の人や、サウナの中にある非常ボタン(緊急事態にそなえ従業員を呼ぶためのボタン)を押して、助けてもらうようにしてくださいね。

塩サウナの効果

最後に塩サウナの効果をご紹介します。

◯ 美肌効果

塩サウナの一番の魅力は、やはり美肌効果です。

塩を少量とかした溶解液は、タンパク質を溶かす効果があがり、毛穴に詰まった皮脂を溶かし出します。

毛穴が引き締まり、滑らかな肌になります。

そのあと、しっかり保湿をすると、さらに効果的です。

◯ 皮膚呼吸ができる

塩で刺激を与えることで、汗腺に刺激を与え、発汗を促し、皮膚呼吸が活発になります。

◯ 風邪をひきにくくなる

塩には、殺菌効果があるので、風邪をひきにくくなる効果も期待できます。

続けることで、体調が整い、自律神経が安定してくる傾向もあります。

まとめ

塩サウナは、ドライサウナに比べて温度が低めなので、体への負担も少ないです。

塩サウナに入った後は、肌がすべすべしていて、肌色も少し明るくなる気がします。

その後のスキンケアの効果も上がるので、しばらくメイクのりもいいです。

「最近、少し肌がくすんでいるな。」「気分をリフレッシュさせたいな。」という時には、ぜひ、塩サウナを試してください。

とってもおすすめですよ。