白いぽつぽつした稗粒腫が小さな赤ちゃんの顔できてしまうことがあります。
赤ちゃんの皮膚のトラブルは育児の中でも多い悩みですよね。
- 治るために何かできることはないのか
- きちんと治るのか
- 原因は何なのか
など、たくさん心配になります。
そこで、育児の悩みが少しでも減るように、稗粒腫が赤ちゃんにできてしまった時の対処法や原因についてお伝えします。
赤ちゃんの稗粒腫は自然に治ることがほとんど
◯ 何もしなくても自然に治る
赤ちゃんの顔に稗粒腫ができると心配ですよね。
薬を塗らなくては、何かしなくてはと思うかもしれませんが、結論から言えば
「何もする必要はありません」
です。
赤ちゃんの目やあご、鼻の辺りに稗粒腫ができてしまうことは珍しくありません。
数週間ほどすれば自然に落ちていったり、消えてしまったりすることが多いのです。
長くかかっても1歳前には無くなってしまうことがほとんどです。
大きくなってしまうことがあり、切除することもありますが、本当に稀なケースです。
◯ 赤ちゃんにできることは?
赤ちゃんにできる稗粒腫は自然に治っていくので、特に何もしなくても良いのですが、やはり何かしてあげたいですよね。
してあげられることは、清潔と潤いを保つことです。
稗粒腫は、不潔だからできたわけではありません。
ですが、赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、刺激や汚れから肌を守るためには、丁寧に洗うことと、スキンケアがポイントになります。
また、薄くて鋭い爪で、肌を傷つけないように爪をきちんと切ってあげてください。
稗粒腫はかゆみや痛みはありませんが、目の周りに傷がついて、雑菌が入ったりするとかわいそ
うですよね。
特別な薬を塗る必要はないので、いつものスキンケアを丁寧にして、稗粒腫が消えていくのを待つようにしましょう。
実際、子供の白い稗粒腫が気になったので皮膚科を受診しましたが
「お風呂でしっかり、丁寧に洗ってあげてください」
と言われ、保湿剤をもらっただけでした。
当然ですが、針や細いもので稗粒腫をつつくなんてことは絶対にしてはいけませんよ。
赤ちゃんに稗粒腫ができてしまう原因は?
ところで、そもそも、赤ちゃんに稗粒腫ができてしまうのはどうしてなのか気になりますよね。
稗粒腫は皮脂が毛穴に詰まるためにできてしまいます。
赤ちゃんは、皮脂腺が未発達なので、角質がたまりやすく、皮脂が白く固まり、稗粒腫ができてしまいます。
また、赤ちゃんと大人の汗腺の量はほとんど同じなのに、顔の大きさは違いますよね。
小さな顔の赤ちゃんでは、汗腺の密度が高く、汗をかきやすいため汚れが毛穴にたまりすいのも原因の一つです。
油分の多い食事を摂っていると稗粒腫ができやすい傾向がありますが、赤ちゃんの食事に油分が多いとは考えにくいです。
ですが、母乳の場合だと、母体が油分の多い食事を摂っていると、脂肪分の多い母乳が出てしまう可能性はゼロではないので、注意が必要です。
まとめ
赤ちゃんに稗粒腫ができてしまうと、気になりますが、多くの場合は何もしなくても、自然に消えていきます。
いつものスキンケアをしていれば、治ることがほとんどなので心配はいりません。
どうしても気になる場合は皮膚科や小児科で診察を受けましょう。
間違って、針で稗粒腫を刺して押し出すなんてことをしないでくださいね。