急に顔にほてりが出て、同時に頭痛が出てくると、「早く治まって!」と思いますよね。

そんな時は焦らず、きちんとした治し方で対処しなくてはなりません。

ほてりと頭痛が起こる理由はさまざまですが、中には病気のサインのこともあるようです。

今回は、ほてりと頭痛が同時に起こった時の治し方、合わせて原因についてご紹介します。

まずはゆっくりと呼吸して、リラックスする

顔がほてり、真っ赤になってしまうと、すぐに冷やさなくてはと思ってしまいませんか?

でも、頭痛が同時に起こっているときは、これよりも先にしてほしいことがあります。

それは、「ゆっくりと呼吸をして、リラックスをすること」です。

確かに、ほてりが起こるのは、顔や体に血流が集まってきてしまうからです。

ですが、これは血行が良くなったからではありません。

自律神経が乱れたため、体のある部分だけに血流が集まったことが原因です。

頭痛も自立神経が乱れたために起こってしまうのです。

自律神経が緊張して乱れてしまうのには様々な原因がありますが、冷やすよりも、体や自律神経をリラックスさせることが重要です。

ゆっくりとした呼吸を繰り返す、衣類を緩めるようにして体調を整えましょう。

可能ならば、横になって体を休めてあげましょう。

日常生活できる、ほてりと頭痛の治し方

生活習慣を変えることでも、ほてりと頭痛が同時に現れるのも、治すことができる可能性があります。

◯ 規則正しい生活をする

  • 睡眠
  • 食事
  • 運動

の3つがそろった規則正しい生活は、健康の基本です。

野菜のビタミン、肉や魚などのタンパク質、ミネラルなど、バランスが良い食事を心がけてください。

運動と言っても激しい運動をする必要はありません。散歩やウォーキングなどの軽い運動で十分です。

筋肉を動かすことで、全身に血液が行きわたり、顔のほてりが治ると期待されます。

汗をかくことで、リフレッシュにもなります。

◯ お風呂でゆったりする

毎日面倒だからと言って、シャワーだけで済ませていませんか?

お風呂にゆっくりとつかると、血流が上がるため血行不良が改善します。

筋肉もほぐれるため、副交感神経が刺激され、自律神経が整いやすくなります。

頻繁にほてりと頭痛が起こるなら病気の可能性も

日常生活を見直してみても、頻繁にほてりと頭痛が起こるなら、病気かもしれません。

適切な診断と治療を受けるために、病院の診察をおすすめします。

ほてりと頭痛が起こってしまう病気には、

  • 自律神経失調症
  • パニック障害
  • 更年期障害
  • 高血圧
  • バセドウ病

などがあります。

症状が軽い場合はそれほど気にならないことも多いのですが、放しておくと重症化して、回復が遅れてしまいます

診察を受ければ、適切な治療を受けたり、薬や漢方薬を処方されたりすることもあります。

漢方薬は、体質改善も期待できるため、ほてり、頭痛以外の冷えや便秘などが治るケースもあります。

まとめ

ほてりや頭痛が起こってしまうのは、緊張やストレスによって自律神経が乱れて、顔や頭に多くの血液が集まってしまうからです。

これを治すには、まずは、気持ちを落ち着かせてリラックスすることです。

さらに、規則正しい生活や、血流アップを心がけることで、ストレスや緊張に強い体を作ることも必要です。

また、頭痛やほてりが何かの病気のサインである場合もあります。

頻繁にほてり、頭痛が現れる時は軽く考えず、病院で診察を受けてくださいね。