「骨盤が柔らかくなるとダイエットできる、下半身が痩せる」なんていう話を聞いたことがありますよね。
骨盤を柔らかくして、動かしやすくすると、ダイエット効果や女性に多い冷え性などが改善できるようなんです。
そんなにいいことがあるなら、柔らかくする方法を知りたいですよね。
でも、運動が苦手だと、ちょっと難しそうと思ってしまうことも…。
心配は無用!簡単にできるものもあるんです。
そこで、骨盤を柔らかくする方法や、注意点やメリットなどについてお伝えします。
この記事の目次
骨盤を柔らかくする方法
骨盤を柔らかくすると言いましたが、それはイメージの話です。
骨盤自体は柔らかくなることはなく、動かして柔らかくする場所は股関節です。
股関節は、骨盤と太ももの骨をつなぐ部分で、たくさんの筋肉がついおり、柔らかくすることで色々なメリットがあります。
それでは、早速、柔らかくする方法をご紹介します。
◯ 寝ながらストレッチ
誰でもできる、仰向けに寝転んで行う、簡単ストレッチです。
1) 仰向けに寝て、右足を太ももに近づけながら、床と平行になるように曲げる(無理のない位置で止める)
2) その状態で、円を描くように大きく外回りに3回、内回りに3回動かす
3) 左も同じようにする
4) 両方が終わったら、両足を揃えて、太ももと床が90度になるように曲げる
5) 肩が浮かず、ひざが離れないように左右それぞれ10回倒す
◯ あぐらストレッチ その1
テレビを見ながら、簡単にできるストレッチです。
呼吸を止めないように、ゆっくり息をするようにしてください。
1) 両方の足裏を合わせて背筋を伸ばしあぐらをかいて座る
2) かかとを出来る限り引き寄せる
3) その状態のまま膝を上下に20回動かす
4) 終わったら、膝に手をのせて10秒ほどゆっくり押す
5) これを5回繰り返す
◯ あぐらストレッチ その2
1) 上と同じ要領で、左右の足裏を合わせてあぐらで座る
2) 背筋を伸ばし、頭を遠くの床にもっていくイメージで前に倒す
3) 限界まで10秒キープ
4) これを10回繰り返す
◯ シコストレッチ
力士が良くするシコも、おすすめの股関節を柔らかくする方法です
1) 両足を肩幅より広く開いて、つま先を外側に向けて立つ
2) 上半身に力を入れずに、背筋をまっすぐにする
3) この状態のままゆっくりと腰を下ろす
4) 両手は、両足に添えて、お尻が後ろに行きすぎたり、膝が前に出たりしないようにする
5) 痛くないところで止めて、ゆっくり元に戻す
6) これを5回繰り返す
この動作ができるようになったら、床を蹴らないように足を少し上げて下ろす、「シコ踏み」の動きを足してみるのもいいですよ。
力士のように足は高くではなく、低い位置で大丈夫です。
◯ お尻歩き
股関節が少し動く感覚が出て来たら、お尻歩きの運動がさらに効果的です。
地味な動きですが、結構効きますよ。
1) 両足の裏を合わせるように座り、足首を持つ
2) 両足を持ったまま、踵を前に、次に踵にお尻を近づけるように、前にずらす
3) お尻で歩くように、ずりずり前に歩いていく動きを続ける
4) 無理のないペースで10回ぐらい繰り返す
運動をする前の注意やポイント
◯ 痛み、違和感がある時は動かさない
運動をする前に、痛みがある場合や、違和感がある、明らかに骨盤のずれを感じているときは、この方法はおすすめできません。
炎症を起こしている、何か他の股関節の病気などの可能性があり、運動をすることでさらに動きが悪くなる、悪化させる可能性があるためです。
まずは、整形外科でレントゲンを撮影する等の診察を受けることをおすすめします。
運動はそれからでも遅くはありません。
◯ 運動をするのは体が温かい時に
血行は良い時は、筋肉も柔らかくなっています。
運動の効果が高くなるのは、血行が良く、温まっている時、入浴、シャワー後がいいです。
寝起きは、筋肉が固まっているため、無理に動かすと、反対に痛みが出ることがるので避けてください。
◯ 呼吸を止めない
運動をしていると、つい集中して呼吸が止まってしまうことが多いものです。
酸素が体に入っていかないと、血行も良くならず、股関節が柔らかくなりにくいです。
◯ 無理をせず、ゆっくりのペースで
もちろんですが、無理をしてはいけません。
限界以上、速く動かしても早く柔らかくなるわけではありません。
運動中に痛みが出た、違和感を感じたときはすぐにストップをしてください。
股関節は、擦り減ると、修復がとても難しく、骨盤の動きを妨げます。
動かすというより、ほぐすイメージで運動をするようにするといいですよ。
骨盤(股関節)が柔らかくなるとこんなメリットがある!
最後に、股関節が柔らかくなると、どんメリットがあるかというと
- 基礎代謝があがり、血行が良くなるため、痩せやすくなる
- 骨盤の可動範囲が広がり、お腹に力が入れやすく下腹が引っ込む
- 腰痛の改善
- 血流上がり、むくみや冷え性の改善につながる
- 疲労回復に効果がある
- 柔軟性が高くなり、運動時の怪我の防止
- リラックスし、緊張を解くことで、老化予防につながる
などの効果が期待できます。
股関節は、意識しなければ動かすことは少なく、柔らかくするのはとても難しいです。
毎日、少しずつでも継続することが大切なので、無理のない程度で行うようにしてくださいね。
まとめ
骨盤の動きを柔らかくするためには、股関節の動きをスムーズにすることです。
効果は出るのには時間がかかりますが、無理のない程度で、少しずつ続けることが肝心です。
柔らかくなって、動きがスムーズになると、日々の生活も明るく、楽しく過ごせそうですね。