目元って、乾燥しやすくて小じわができたりしやすいですよね。
その上、皮膚がとても薄くてデリケートなのでスキンケアに何を使っていいか迷ってしまいます。
そんな時には、低刺激なワセリンが効果的のようです。
でも、間違った塗り方をしてしまうと、効果が表れないだけでなく、さらに乾燥したりシワが増えたりしてしまうんです。
そこで、目元の乾燥、シワ対策に、正しく、効果的なワセリンの塗り方をご紹介します。
この記事の目次
目元にワセリンを使うときの正しい塗り方
目元はとても皮膚が薄いため、水分、皮質の量もとても少ない場所です。
そのため、一度乾燥してしまうと、無防備な状態になり、回復が難しいのです。
さらに、女性は、メイクをするため、クレンジングで乾燥しやすい傾向があり、目元のシワ、くすみに悩まされます。
ワセリンは、水分の蒸発を防ぐラップのような効果が高く、成分もシンプルなので、デリケートな目元に塗っても安心です。
そこで、効果を発揮させるためには、次のような塗り方を守る必要があります。
◯ 優しく目元に置くように塗る
ワセリンを目元に塗る時には、容器から出して、そのまま塗ってはいけません。
一度、手の甲や指先にとって、体温で少し柔らかくなってから、目元に置くように塗るのが、正しい塗り方です。
ワセリンは、水分の蒸発を防ぐことができますが、その分、感触が固くべたべたしていますよね。
目元に塗り伸ばそうとしても、伸びが悪いので、薄く塗りこもうとすると皮膚が引っ張られてしまいます。
何度も、皮膚を伸ばすようにして塗っていると、皮膚が伸びてしまい、気が付いた時には、目元がたるんでいる可能性があります。
目元の皮膚が伸びてしまうと、実年齢以上に老けて見えてしまいます。
少量の化粧水やホホバオイルを混ぜて、柔らかくするのもおすすめです。
◯ 厚塗りをしない
乾燥を防ごうとして、たくさんのワセリンを厚塗りしてしまうのはよくありません。
確かに、ワセリンには、水分の蒸発を防ぐ働きがあります。
しかし、皮膚は、もともと適度な水分を蒸発させる働きがあります。
ワセリンを厚く塗ってしまい、蓋をしたような状態になると、水分の蒸発が上手くいかなくなり、皮膚の中から水分が失われてしまいます。
結果、皮膚の中からどんどん乾燥してくるため、かえって乾燥を悪化させてしまいます。
◯ 清潔な手で塗り、ワセリンを清潔に保管する
ワセリンを容器から出すときには、指を直に入れるのではなく、綿棒やスパチュラを使ってください。
指の雑菌が容器の中に入ってしまうのを防ぐためです。
塗る時の指もきれいに洗い、一度、綿棒やスパチュラを使って甲や指先にとり、使った綿棒は捨て、スパチュラは洗って清潔にします。
目元はデリケートですので、ワセリンの衛生面にも気を配ってくださいね。
綿棒を使うのが面倒な場合は、チューブ容器に入ったワセリンを使うのがおすすめです。
ワセリンは純度の高いものを選ぶ
出典:楽天
ワセリンには、純度の違いからの3つの種類があります。
純度の高い順(不純物が少ない順)に
- サンホワイト
- プロペト
- 白色ワセリン
となっています。
目元に使うなら、不純物が少ないプロペトかサンホワイトを使うのがおすすめです。
不純物が多いと、紫外線によって酸化してしまうため、皮膚にダメージを与える可能性があるからです。
目元はデリケートで、刺激にも弱い傾向はあるため、できるだけ不純物が少ないものを使うのが安心です。
ちなみに、白色ワセリンは、一般的に使われているもので、価格が安いです。
手や体、足などに、刺激に比較的強い場所に、使われることが多いです。
目元に塗ったワセリンの効果を上げる方法
目元にワセリンを塗ると、乾燥やシワの改善が期待できますが、効果をもっと上げるためにしてほしいこともあります。
◯ 睡眠をしっかりとる
目元の乾燥、シワができてしまうのは、水分不足もありますが、セラミドなど脂質が不足したことも大きく関係しています。
セラミドは毎日作られていて、特に寝ている時に増えていきます。
睡眠不足になると、肌が荒れてしまいますよね。
これも、セラミドが作られていないのも原因の一つです。
ワセリンを目元に塗って寝ることで、水分の蒸発を防ぎ、セラミドを作れば、目元のトラブルがいち早く改善することが期待できます。
次によく寝て増やすこと。セラミドは毎日作られています。特に熟睡しているときに増えるので、寝不足をやめるだけで乾燥が治まる人も多いです。
◯ セラミド配合の化粧品もプラスする
睡眠をとることでセラミドは作られますが、忙しくて十分な睡眠がとれない、肌がダメージを受けすぎているなど、自分でセラミドを作ることができないケースもあります。
簡単に、セラミドを補うためには、セラミドをはじめとする保湿成分が入った化粧品とワセリンを使うことです。
ワセリンは、塗り薬を調合するときに使われるものなので、他の化粧品と一緒に使っても問題ありません。
セラミドを補充した後、優しくワセリンを塗って、保湿成分がしっかり浸透するようにして下さいね。
◯ ワセリンが合わないケースもある
ワセリンは、とても低刺激で、安全性が高いものですが、中には、体質的に合わないケースもあります。
ワセリンを塗った後、強いかゆみや赤みが出てきた、合っていない可能性が高いです。
すぐに使用をやめて、塗ったワセリンを持って、皮膚科の診察を受けてくださいね。
まとめ
水分の過度な蒸発を防ぐことができるので、正しく使えば、目元の乾燥やシワの改善が期待できます。
ワセリンを目元に塗る時は、厚塗りをせず、優しく押さえるように塗っていくことがポイントです。
ワセリンは、価格が安いのに、シンプルな処方になっているので、デリケートな部分にも安心して使うことができます。
一つあると、目元以外にも使えるので、とっても便利です。
ぜひ、スキンケアのアイテムの一つに加えてみてくださいね。