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海水浴やキャンプなどの夏のイベントの新しい必需品になっているのがラッシュガードです。

日焼け対策グッズとして、子供から大人まで幅広く使われていますが、よく字を見ているとちょっと疑問が…

ラッシュガードという言葉の中には、日焼け対策グッズなのに「日焼け」に関する意味が何もないのです。

実はラッシュガードの本来の使用目的、意味は、日焼け対策ではなかったようです。

今回は、ラッシュガードとは、その言葉の意味についてお話しします。

ラッシュガードとは

◯日焼け予防対策の上着

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出典:カタログ通販セシール 

ラッシュガードは、強い日差しから肌を守るためのスポーツウエアとして、とても人気があります。

伸縮性のある生地や縫い方でできていて、肌にぴったりとつくウエットスーツタイプや水着や洋服の上から着るパーカータイプが主流です。

日焼け対策効果が高いものはUPFという指標が付いています。

パーカータイプは小さく折りたたんで鞄の中に入れてもシワになりにくいので、持ち運んで、夏のクーラー対策にもなり、アウトドア以外でも利用が広がっています。

◯デザインも豊富

ラッシュガードのデザインも色々なものがあります

日焼け対策の目的が一番ですが、体型をカバーしたり、水着やウエアの組み合わせを楽しむなど、ラッシュガードのデザイン性も高くなっています。

丈が少し長めだったり、フリルが付いたりした可愛らしいものもあります。

海や山だけでの使用がもったいないくらいの可愛いデザインが増えているんですよ。

ラッシュガードの本来の意味

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ところで、日焼け対策用のラッシュガードという言葉には、どこにも日光、紫外線対策など、日焼けに関する意味がないと思いませんか?

もともと、ラッシュガードは日焼け対策ウエアではなかったのです。

ラッシュガードのラッシュ「RASH」は「発疹、吹き出物」「(良くないことが)多発する」という意味で、サーフ用語では「擦り傷」を意味します。

ラッシュガードを使い始めたのは、ダイビングやサーフィンなどのマリンスポーツをする人たちです。

ウエットスーツを着ると、ゴムで皮膚がすれてしまい、傷ができてしまいます。

また、小さな傷や、クラゲなどの有害な生き物から皮膚を傷つける危険性も海に入るとありますよね。

それを防ぐために着たのが最初です。

それが。いつしか高いデザイン、ファッション性から、ハワイなどの暖かい海では、日焼け対策として使われるようになりました。

ラッシュガードという英語が海外では通じない?

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日本で「ラッシュガードを探してるんですけど…」というと、ちゃんと販売されている場所を教えてもらえるし、不思議な顔をされることはありませんよね。

でも、海外では、事情がちょっと違うようです。

ラッシュガードを着るのは、マリンスポーツをする機会が多い人が中心です。

そして、「ラッシュ」の「擦り傷」と言う意味はサーフ用語なので、ラッシュガードという言葉自体が、サーフィンなどのマリンスポーツをしている人にしか通じない傾向があるのです。

和製英語ではないのに、ちょっと不思議な話です。

海外旅行に行くときは注意が必要ですね。

まとめ

本来の意味からは少し変わってしまいましたが、ラッシュガードは本当に便利です。

軽くてちょっと羽織るのにも、とても便利なので、私は冬以外、よく使っています。

車の運転などに重宝していますよ。

ちなみにパーカータイプは水に入ってしまうと、裾が水面で浮いてしまって、ちょっと動きにくいです。

水中で使うなら、ぴったりとしてウエットスーツタイプがおすすめです。

デザインで選ぶのも楽しいですが、使用方法などもよく考えて買うと失敗がありませんよ。