塩抜きダイエットは、「短期間で減量ができる!」と、とても注目されています。
減量したいとき、カロリーや脂肪分、糖質などは気にしているのに、忘れられる、後回しにされることも多い塩分。
ですが、ダイエットしているのに、あまり減量ができていないのは、塩分が原因の可能性があります。
そこで今回は、塩抜きで減量を成功させるための方法や注意点などについてご紹介します。
この記事の目次
3日間限定!塩抜きの方法
塩抜きした食事をすると、今まで蓄積されていた塩分が、余分な水分とともに排出されるため、減量が期待できます。
さらに、体に蓄積させた塩分にはたまった脂肪がついていて、塩分と一緒に脂肪を排出させることができるので、痩せることも可能です。
それでは、塩抜きの方法をご紹介します。
◯ 塩抜きをするのは3日間だけ
塩抜きダイエットは、3日間集中して行い、食事の調味料、お菓子、飲み物、とにかくすべての塩分を摂りません。
できるだけ外食はせず、料理をするときも、塩だけでなく、しょうゆ、顆粒だし、みそ、ソースなども使ってはいけません。
もちろん、カップ麺、レトルト、冷凍食品もダメです。
普段、味の濃い食事をしている人にとっては辛いかもしれませんが、3日間だけ我慢してください。
◯ 調味料の工夫する
塩抜きをしていても、3食はきちんと食べなければなりません。
何の味付けもされていない料理を、わずか3日間でも食べるのは、結構つらいですよね。
なので、塩が含まれていない、
- 昆布だし
- 煮干し
- かつおぶし
- 酢、レモン
- ショウガ
- ニンニク
- カレー粉
- コショウ
などの調味料で料理をします。
昆布だしで野菜や肉を煮れば、食材の旨味がでて、とてもおいしいスープができます。
サラダや果物に、プレーンヨーグルトをかけて食べれば、サラダドレッシングやおやつ代わりにもなりますよ。
◯ 野菜、海藻類や果物をたくさん食べる
塩抜きの目的は、3日間塩分を摂らないことだけでなく、それまで摂りすぎていた塩分を体の中から出すことも大切です。
野菜や海藻、果物には、塩分を排出する働きを持つカリウムがたくさん含まれています。
積極的に摂ることで、塩抜きダイエットの効果がアップします。
海藻とお酢を使った、酢の物などがおすすめです。
◯ 水をたくさん飲む
どんどん塩分を排出するために、水をたくさん飲みます。
できれば、1日に1.5〜2リットルの水を、何回かに分けて飲んでくださいね。
◯ コンビニを上手に利用する
コンビニなどの総菜には、ほとんど塩分が入っているので、自炊をせずに塩抜きをするのは、はっきり言って難しいです。
でも、料理が苦手、仕事が忙しくて料理をする暇がない人もいますよね。
最近のコンビニでは、健康ブームの影響を受けて、減塩の総菜や、ドレッシングがかかっていないサラダなども販売されています。
商品の種類は多くはありませんが、コンビニを利用しても塩抜きをすることができます。
◯ 4日目からは通常の食事に戻す
塩抜きの期間は3日間なので、4日目からは通常の食事に戻します。
でも、せっかく頑張った成果が無駄にならないように、引き続き塩分の摂りすぎに気を付けてください。
以前よりも薄味に慣れているので、調味料の使い過ぎず、食材の味を生かした料理を作るようにしてくださいね。
塩抜きにはたくさんの効果がある!
塩抜きには、減量を始め様々な効果が期待できます。
- 減量、むくみ解消
- 便秘の改善
- 代謝が上がる
- 美肌効果
- 生活習慣の予防
どうして、このような効果が得られるのかその仕組みを見てみましょう。
◯ 減量、むくみの解消
塩抜きをすることで、塩分が排出されるのと一緒に、水分が抜けていくため、減量ができます。
水分が抜けると、むくみの解消になり、減量だけでなく、顔や足のむくみが取れて、見たにもスッキリとします。
また、塩抜きをすると、食べる量が減り、水分を取る量も減る傾向があり、すごく努力したり、我慢しなくてもダイエットができるというメリットがあります。
◯ 代謝が上がる
むくみが解消することで、血流が良くなり、代謝が上がります。
代謝があがるので、運動効果が出て脂肪の燃焼がよくなり、冷え性の改善も期待できます。
◯ 便秘の改善
塩抜きをすることで、腸の負担が減り、活発に活動し始めると便秘の解消にもつながります。
便秘が悪化すると、2キロ以上の便を腸内にためているケースもあるため、それが排泄されてしまうだけでも、かなりの減量になります。
◯ 美肌効果
むくみ、便秘の解消と聞くだけでも美肌に慣れそうですが、まだ、他にも理由があります。
塩分を摂りすぎてしまうと、肌の老化を早め、くすみの原因にもなります。
塩抜きをすると、肌の色が明るくなり、肌色が整っています。
ニキビや吹き出物も減っていき、できにくくもなります。
◯ 生活習慣病の予防
塩分の摂りすぎは、生活習慣病の原因にもなります。
3日だけ塩抜きをしても病気は良くなりませんが、塩抜きをすることで、その後、無理なく減塩生活を続けられることができます。
心臓の負担や血管を丈夫にするなど、健康面でもいい効果があるんですよ。
◯ 塩抜きで減量は成功しやすい
減量と聞くと、食事制限があり食べられないというイメージがありますが、塩抜きは食べられないわけではなにので、空腹と戦う必要はありません。
体調を崩す危険性も非常に少なく、体質改善の効果が、現れやすいので失敗したり、リバウンドもしにくい傾向があります。
味の薄さはありますが、3日間限定というのも大きなポイントですね。
やり過ぎに注意!3日以上の塩抜きは良くない
減量や健康にたくさんの効果がある、塩抜きですが、注意すべきことがあります。
それは、「3日を超える塩抜きはしてはいけない」です。
塩抜きをするときは、期間は3日間とお伝えしましたが、これにはある理由があります。
それは、塩分の摂らなさすぎは体に悪影響を与える危険性があるためです。
塩は、ナトリウムが含まれていて、体の細胞液の濃さを一定に保ったリ、神経伝達や筋肉の動きにも関係しています。
急に、塩分が不足してしまうと体が驚いてしまい、バランスを崩してしまいます。
その結果
- 血圧低下
- 循環不全
- けいれん
- 神経障害
- めまい
- 脱力感
などの危険があり、最悪の場合、命を落とす可能性もあります。
4日以上、塩抜きをしてしまうと、健康ではなく、体に悪影響を与えてしまうのです。
もちろん、塩の摂りすぎはよくありませんが、健康な減塩生活をするなら、1日4グラムの塩分を摂るようにしてくださいね。
まとめ
塩を3日間摂らないという塩抜きは、味の薄さが少し辛いですが、効果が出やすい減量法です。
体質改善や健康、美肌にもいいなんて魅力がいっぱいですね。
ただし、塩分は悪いのもではなく、体には必要な栄養素です。
全くとらないのではなく、適度に摂ることも健康のためです。
効果が出たからと言って、何日もするのではなく、3日間の期間を守ってくださいね。