食事の量、運動の量が変わってきたわけでもないのに、閉経をすると太ることがあります。
「閉経をしたら、お腹回りが立派になって、太ってきた」などと、聞いたことがありますよね。
閉経をすると太るのには、大きな理由があるようです。
また、閉経は仕方がないからといって、太ることを諦めていませんか。
閉経をしても、ダイエットすることはできるし、閉経前の体型をキープすることができるんですよ。
今回は、閉経をすると太る理由、合わせてダイエット方法についてもお伝えします。
この記事の目次
閉経すると太る理由はエストロゲン
◯エストロゲンが減少すると太る
閉経をすると、女性ホルモンのバランスが崩れ、エストロゲンが減少します。
エストロゲンと聞くと、妊娠、出産、月経や肌の潤いなど関係しているイメージが浮かびますよね。
実は、エストロゲンはこれ以外にも、脂肪燃焼にも深く関わっています。
エストロゲンの「太る」つながる作用には
- 脂肪燃焼を促進
- 内臓脂肪を減少
- 満腹ホルモンの量をコントロール
などがあります。
エストロゲンが減少することで、脂肪も燃焼せず、減りにくい、さらに食欲が抑えられなくなってしまっては、当然、太ってしまいますよね。
閉経後に、体重が増加以外にお腹周りに肉がつく、いわゆる中年体型になる理由もエストロゲンの減少が影響しています。
さらに、もう一つ驚くことが!
閉経してから5年ほど経過すると、エストロゲンが出なくなってしまうので、急激に太りやすくなります。
閉経してしばらくはエストロゲンが多少はでているため、体重増加が緩やかで、気にならないと思って油断していたら、5年後は大変なことになってしまいます。
◯更年期のうつも太る理由
出典:健康生活
閉経を迎える50歳前後の、ほぼ同じ時期に来るのが更年期です。
閉経、更年期と二重でホルモンバランスが乱れると、自律神経が乱れ、めまい、頭痛、不眠もより一層ひどくなります。
閉経で生理から解放されたと思う判明、子供が産めなくなったことで、女性としての価値がなくなったと感じ、不安感や悲壮感を感じる場合もあります。
深刻になると、うつになることありますが、こういった、不安や悲壮感を解消しようと、つい無意識のうちに、食べすぎてしまうのです。
代謝が落ちている上に、エストロゲンも少なくなって脂肪が燃焼されない…
こういったことも、閉経後、太ってしまう原因の一つです。
閉経して太りやすくなった時のダイエット法
閉経しても、痩せられないのではなく、ただ痩せにくくなっただけです。
ここで諦めたら、どんどん太るだけです!
きちんとダイエットすれば痩せられるし、体型をキープすることができます。
◯きちんと食べてダイエットする
若い時は、単品ダイエットや食べないダイエットで痩せることができたし、体力の低下も気にならなかったですよね。
でも、閉経後は食事を抜くと、栄養がとれなくなり、体も動かないし、髪が抜けやすくなります。
閉経したあとの食事は
- 野菜中心
- 腹八分、七分
- 脂肪分の少ない、肉、魚を食べる
を心がけながら、3食、食べることがポイントです。
◯有酸素運動をする
低くなった代謝をあげるため、有酸素運動をすることも大切です。
いきなり激しい運動をするのは、骨折や、疲労の原因になります。
閉経後は骨折もしやすいのです。
おすすめなのは、ウォーキングです。
例えば、1〜2キロメートルの距離は歩くとか日常の買い物をウォーキングに充てるなど、長く、無理なく続けるなど、方法は色々あります。
室内なら、踏み台昇降をするとか、軽いスクワットなども効果があります。
もも上げも、有酸素運動になります。
◯大豆イソフラボンを摂取する
大豆イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た作用があります。
分泌が減った時は、自ら補ってあげればよいのです。
大豆製品の食べすぎは、糖質オーバーになりかねませんが、毎日の食事で上手に取り入れるといいですね。
大豆イソフラボンだけではなく、アーモンドに含まれるビタミンEも女性ホルモンを整える効果があります。
間食を、少量のアーモンドにするなどで、適度に取り入れてくださいね。
女性ホルモンのバランスが乱れるとこんなことも!
閉経で女性ホルモンが乱れて、太る以外にも、こんな困ったことが起こりやすくなります。
- 肌の弾力、艶、潤いがなくなる
- シミができやすくなる
- 髪に艶がなくなる
- 骨がもろくなる
- コレステロールが上昇しやすい
エストロゲンは「美容ホルモン」とも言われています。
閉経して、太った上に、肌荒れも…なんてことが無いようにしたいですね。
まとめ
閉経して太る理由は、エストロゲンの低下です。
閉経は避けられませんが、太ることは、色々な方法で回避することができます。
足りないエストロゲンは、食事や、サプリメントで補充すればいいし、脂肪の燃焼の低下もも、ウォーキングなどの有酸素運動で解消することができます。
何事も諦めたらだめなんですね。
私は、閉経をしたら、「絶対に太るんだ」‥と思っていたので、この事実を始めて知った時、「いいことを聞いた!」と思いました。
ついつい、ちょっとの距離も車を使っていましたが、できるだけ、家から2キロメートルの距離は歩こうと思います。