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閉経する年齢は平均50歳ですが、それより早く閉経してしまうことがあります。

早く閉経が来ると、毎月の生理から解放されて楽になると感じる反面、体に異常があるのか、何か原因があるのではと心配になりますよね。

まだ、閉経を迎えていなくても、日ごろから月経周期などのトラブルがあると、早く閉経してしまうのでは不安に思うこともあります。

中には、早く閉経が来ることで、出産ができなくなり、女性としても価値がなくなったとショックを起こすほど、早い閉経は深刻でデリケートな問題です。

閉経が早い原因は、色々あり、病気が原因のこともあるようです、

今回は、閉経が早くきてしまう原因についてお伝えします

閉経が早いのはなぜ?6つの原因

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閉経は、卵巣内に卵子がなくなることで起こります。

排卵する卵子の量が多い、卵子の老化が早いと、閉経も早まります。

主な原因は、次の6つです。

  • 不妊治療
  • 子宮内膜症の手術
  • がん治療
  • 冷え性
  • たばこ、ストレス
  • 若い時の激しいダイエット

1) 不妊治療

不妊治療では、排卵誘発剤を使って、無理矢理に排卵を起こす治療を最初に行うことが多いです。

必然的に卵子の排出量が多くなるため、治療が長くなればなるほど、卵子の減少老化が早まり、閉経が早くなります。

妊娠をしたいけど、早く閉経してしまうから、誘発剤は使わないという人はいませんよね。

排卵誘発剤は、不妊治療、妊娠を望む人にとっては、とても効果的な薬です。

このような事実はありますが、治療後の生活で早い閉経を防げる可能性はあります

2) 子宮内膜症の手術

子宮内膜症の手術では、医師は、卵胞細胞に負担を与えないように、もちろん、とても気を付けます。

でも、手術が卵巣機能に影響を与えることは否定できません。

3) がん治療

がん治療で、投与される、抗がん剤も、閉経を早くする原因の一つだとされています。

がん細胞だけでなく、健康な卵細胞も破壊し、卵子が減少するためです。

4) 冷え性

体が冷えることで、血流が悪くなると、卵巣機能が低下し、卵子が減少します。

女性は特に、冷え性が多く、「体を冷やしてはいけない」とよく言われたこともありますよね。

冷え性は万病のもとですが、早い閉経にもつながっています。

5) たばこ、ストレス

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たばこ、ストレスも冷え性と同様、体を冷やし、血流を悪くします

たばこや、ストレスは、その後の更年期障害の症状を重くする傾向があります。

6) 若い時のダイエット

若い人は、ダイエット願望が強いですよね。

激しいダイエットをして、体脂肪率を極端に低くしてしまうと、早くから卵子の数が減少するケースがあります。

10〜20代で、卵子の数が40代並になると、閉経は早くなりがちです。

不妊の危険性も高くなります。

10代は太りやすいと、当時はショックでしたが、ちゃんとした理由があるんですね。

30代〜40代前半の閉経は早発卵巣不全という病気かも

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最近、早くから卵巣の機能が低下してしまう人が増えていて、これを早発卵巣不全といいます。

これが進行すると、40代前半、中には30代で閉経してしまいます。

特に、40歳未満での閉経を「早期閉経」といいます。

「閉経」=「生理がなくなる」ことなので、排卵、妊娠することはありません。

でも、早期閉経は、本当に閉経、排卵、妊娠する可能性を失ったかというと、そうではありません。

検査をして、卵巣に卵胞が残っていることが分かれば、排卵誘発剤やホルモン療法などで、排卵をすることが可能です

妊娠する可能性は決して高くはありませんが、まだ可能性が残っている状態です。

早発卵巣不全は、先天性、病気が原因のこともありますが、激しいダイエット拒食喫煙なども原因の一つです。

若い時から、生理周期が28日よりもかなり長い、基礎体温が低いまま(高温期がない)である傾向があります。

もし、40歳前後で、妊娠を考えているのに、「生理が来ない、閉経かも」と思っているなら、まだ妊娠できる可能性あります。

諦めずに、すぐに、病院での検査をしてくださいね。

基礎体温を測っていると、この病気にも早く気付くことができます

基礎体温は、妊娠の可能性が高い年齢になったら、記録しておくと色々役にたちます。

閉経を早くむかえないためには

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まず、閉経が早く来てしまったからといって、命に係わる病気になるということはありません。

でも、閉経を迎えると、女性ホルモンの量がへるので、肌のハリや潤いが少なくなってしまいがちです

できれば、遅くしたいですよね。

そのためには、

  • 冷えを防ぐ
  • バランスのとれた食事をする
  • たばこ、アルコールを控える
  • 早寝早起きをする

などの健康な生活をすることが大切です。

また、早く閉経がきても、元気ではつらつと生活することは可能です。

あまり、悲観的にならないことが大切です。

まとめ

閉経は女性にとって、深刻な悩みになることもあります。

それが、早くするとなおさらショックですよね。

でも、大切なことは、早い、遅いではなく、どうすれば健康で美しくいられるかです。

毎日の少しずつの努力で、閉経を乗り越え、健康や美しさを手に入れましょう。

また、妊娠したいのに、早く閉経が来てしまっても、すぐにあきらめてはいけません。

可能性は残っているので、諦めずに病院へ行き、治療をしてくださいね。