アイスって、お腹がいっぱいでも、お酒を飲んだ後でも、さらっと食べられますよね。
お腹にもたまらないし、すぐ溶けてしまうし、消化にいいのでは?と思っていませんか。
でも、よく考えてみると、材料は牛乳やお砂糖だし、消化に悪いイメージも…
どっちが本当なのでしょうか。
そこで、今回は、アイスの消化について、お伝えします。
アイスの消化は悪い
◯ アイスの消化が悪い理由
アイスの消化が良いか悪いかですが…
ずばり、「アイスは消化に悪い」食べ物です。
その理由は、
- 原材料の牛乳
- アイスの温度
の2つです。
消化が良いというのは「消化吸収が良い」ということを表しています。
牛乳に含まれる乳糖は
- 消化吸収が悪い
- 胃粘膜を荒らす
- 胃腸を刺激し、負担をかける
などの理由で消化に良い食べ物とは言えません。
さらに、アイスはとても冷たいため、体温を下げ、消化酵素の働きを悪くする傾向があります。
◯ アイスの消化時間
アイスは消化に悪いということはお伝えしましたが、それほどお腹にたまらないので実感が湧きませんよね。
アイスの消化時間は、100グラム当たり、3時間15分です。
この時間は、ステーキ100グラムと同程度です。
ステーキはお腹にたまり、胃に重たいですよね。
アイスはそれほど消化に悪い食べ物なのです。
寝る前にアイスを食べるのは、寝る前にステーキを食べるのと同じとも言えますね。
アイスは体に悪い食べ物なの?
消化に悪い食べ物なら、体に悪いのでは・・・と思ってしまうかもしれませんが、そうとも言い切れません。
よく、風邪をひいてしまった時や胃が痛むときに、アイスを食べたりしませんか。
これには、次のように、きちんと理由があり、緊急事態の時の栄養補給の役割を果たしてくれます。
- 栄養補給ができる…乳製品の栄養、脂質、タンパク質が食欲がなくても補給しやすい
- ストレスの軽減…含まれる糖分でストレスの軽減ができる
- 子供が薬を飲むときに便利…飲みにくい薬に混ぜて飲ませることができる
- 体温を下げる
- 咽喉の通りが良い…冷たいので、のどが痛くても飲み込みやすい
ただし、消化が悪く、冷たいので胃腸に負担がかかることは確かです。
胃腸炎、吐き気、下痢などの症状がある場合は、避けるようにしてください。
また、食べ過ぎてしまうと体温が下がり、免疫を弱くしてしまう危険性があります・。
消化に良い食べ物とは
最後に、アイスの反対に消化の良い食べ物とはどんなものがあるのでしょうか。
その条件は、まさにアイスの反対です。
- 食感が柔らかい
- 温かい
- 脂肪分が少ない
- 少量ずつ食べる
などです。
うどんやそば、おかゆ、食パン等が消化に良い食べ物に含まれます。
まとめ
アイスは消化悪い食べ物ですが、必ずしも体に悪い食べ物ではありません。
食べると、美味しくて幸せを感じますよね。
体調を考えたり、食べ過ぎ、食べ方に注意することが肝心です。
夏のアイスは美味しいですが、食べ過ぎてお腹を壊すということがないようにしたいですね。