栄養が豊富で、健康や美容に効果的な豆乳は、ファスティング(断食)にもおすすめです。
豆乳には、たくさんの栄養が含まれていて、ファスティングにとっても効果的です。
一体どんな効果や栄養、理由が隠れているのでしょうか。
注意点なども合わせてご紹介します。
この記事の目次
豆乳を使ったファスティングの方法
それでは、早速、豆乳を使ったファスティングの方法をお伝えしますね。
◯ 置き換えで豆乳を使うのがおすすめ
ファスティングと聞くと、何かの修行のように何も食べない、飲まないのではと思っていませんか。
ここで言うファスティングは、体に負担となる食事を控え、内臓や消化器官などを休めることです。
短期間でも、何も食べずに豆乳だけを飲んでいると、確かに一時的に体重は減っていきます。
しかし、脂肪などはそれほど減らず、体型にも変化があらわれません。
反対に、急激にカロリー摂取を控えたことで、通常の食事に戻したときに、栄養を吸収しやすくリバウンドする可能性が高くなります。
豆乳でファスティングをするときには、3食の中の1食だけにし、摂取カロリーを抑えるために利用するのがおすすめです。
使う豆乳も、砂糖などが含まれていない無添加の物を選ぶようにしてくださいね。
◯ 夕食を置きかえるのが効果は一番高い
夕食は、一日の中で、量、カロリーともに一番多く摂取する傾向があります。
このタイミングで豆乳に置き換えると、大幅なカロリーカットができ、体の中をリセットできるので、ファスティングの効果が高くなります。
さらに、夕食後は活動量が少ないため、カロリーの消費も少なくなります。
夕食を豆乳の置き換えにするファスティングなら、必要以上のものを食べて体に負担をかけることがありません。
◯ 我慢がつらい時は、朝食から置き換えを始めても
いつも、夕食を多めに食べていると、いきなり豆乳だけになると辛くて、我慢ができないこともありますよね。
そんな時は、朝食を豆乳に置き換えるファスティングから始めるのもいいです。
朝食を置きかえるだけなら、我慢も少なく、長期的にファスティングを行うことができるのでおすすめです。
豆乳がファスティングにおすすめ理由は?
「カロリーを抑える、内臓を休めるなら水でもいいのでは?」と思うかもしれませんが、それは少し違ういます。
断食する人は、内臓を休めると同時に、痩せたいと思っている人が多いですよね。
確かに、カロリーのない水を飲めば、体重は減っていくし、胃や腸の中は空の状態になり、体を休めることができるかもしれません。
でも、ファスティングで体を休めていても、必要なエネルギーは必要ですし、脂肪が燃焼しなければ健康的に痩せることはありません。
その点、豆乳なら次のような効果があるので、ファスティングにおすすめです。
◯ たんぱく質が多い
豆乳はたんぱく質を豊富に含んでいる大豆から作られていて、たんぱく質は筋肉を作るのに欠かすことができない栄養素です。
筋肉が増えると、基礎代謝が上がり、カロリー消費が多くなります。
基礎代謝は運動していない時のカロリー消費です。
筋肉が増えると運動しなくてもカロリーを消費し、運動すればさらに痩せていく…
豆乳には健康的に痩せる栄養素も含まれているのです。
◯ 大豆イソフラボンが豊富
豆乳には、女性ホルモンに似た、大豆イソフラボンが多く含まれています。
ファスティングをすると、食事の量が減ってしまうので、栄養が減り、冷え性や肌に影響を与えることがあります。
しかし、豆乳を取っていれば、カロリーを抑えつつ、胃腸を休めながら、ホルモンのバランスを保つことが期待できます。
◯ 満足感がある
ファスティングの敵の一つは空腹感です。
豆乳には、空腹感を防ぎ、満足感を与えることができます。
これは、豆乳にふくまれる大豆サポニンが、腸内の絨毛を収縮させる、小さくさせる効果があるためです。
絨毛は栄養を吸収させる役割がありますが、それが小さくなるということは、栄養を吸収する効率が下がるということです。
その分、栄養の吸収が遅くなるため、腸の中に長く食べ物があるので、満足感が長く続きます。
◯ 脂肪の吸収を抑えることができる
さらに、絨毛の中には、脂肪を吸収させるリンパ管があります。
絨毛が小さくなると、リンパ管も小さくなるため、脂肪の吸収量を抑えることができます。
◯ コレステロールを低下させる
豆乳には、コレステロールを下げる効果が期待できるリノール酸も含まれています。
悪玉コレステロールを減らし、余分なコレステロールの吸収を防ぐため、高血圧などの予防もできます。
豆乳は
・筋肉を作るたんぱく質
・大豆イソフラボン
・絨毛を小さくし、空腹感をふせぐ大豆サポニン
・リノール酸でコレステロールを低下
など、ファスティングで起こるデメリットを助ける働きが、たくさん持っているんですね。
豆乳でファスティングをするときの注意点
最初に少しお伝えしましたが、どんなに、豆乳がファスティングにおすすめだと言っても、3食すべてを豆乳にしてしまうのはおすすめできません。
豆乳だけでは、必要な栄養素をすべて賄うことはできず、体に悪影響を与える危険があるからです。
1つの食品だけで行うファスティングは短期間で体重を減らすことができても、リバウンドが起こりやすいです。
せっかく、体を休めても、反って負担をかけることになります。
豆乳を使ったファスティングは1食を置き換える程度にとどめておきます。
また、大きな効果を期待しすぎないことも成功の秘訣の一つですよ。
まとめ
豆乳にはファスティングにおすすめの飲み物ですが、それだけしか口にしないのはよくありません。
ファスティングをすると、空腹感を感じ、早く効果を出したいと、ストレスなどが起こりやすくなります。
すぐにではなく、例えば、野菜スープなどの胃に優しいものを一緒に取り入れるなど、置き換えに使い、ゆっくり、少しずつファスティングをするのがおすすめですよ。