目の下に、稗粒腫という白いぶつぶつができてしまうことがあります。
気になるけれど、目の近くなので、針などで無理やり取るのも怖い…
そんな稗粒腫には、馬油が良いようですよ。
ただし、効果を発揮し、安全に使うためには正しい使い方を知っておく必要があります。
そこで、今回は、稗粒腫の改善が期待できる、馬油の正しい使い方をご紹介します。
稗粒腫に効く 馬油の正しい使い方
出典:ヤフー
稗粒腫を治すために、馬油の正しい使い方のポイントは大きく2つ
- 清潔に気を付ける
- 塗り過ぎない
ことです。
手順の一例を簡単にご紹介すると
1)清潔な指か、綿棒で少量とる
2)稗粒腫の気になる場所に、優しく塗る
3)ゴミや雑菌が入らないようにしっかり蓋を締めて、高温多湿を避けて保管する
4) この、「少量ずつ塗る」を毎日繰り返す
馬油は、見た目はべったりとしていますが、塗るとサラサラしてすぐなじみます。
天然素材でできていて、副作用も少なく、口に入れても心配がないほどです。
浸透が早いため、つい塗り過ぎてしまい、毛穴をふさいで肌トラブルの原因になってしまう可能性があります。
少量でも、しっかり効果は期待できますので、つけすぎには注意です。
早ければ、5日ほどで、稗粒腫がポロっと取れる場合もあります。
どうして、稗粒腫に馬油が効くの?
馬油は、馬のたてがみの辺りから取れる脂質からできていて、薬ではありません。
それなのに、どうして稗粒腫に効果があるのでしょうか?
稗粒腫は固くなった角質が、毛穴の中に詰まることが原因です。
馬油には、この固くなった角質を取り除き、新しい皮膚を再生する新陳代謝を促す作用があります。
この作用を持つ成分が、
- 高度不飽和脂肪酸
- α-リノレン酸
の2つです。
これらの成分は、
- 抗菌、殺菌作用
- 炎症を抑える
- 血行を良くする
- 人の皮膚に浸透しやすい、高い保湿力
- 美肌効果
- 抗酸化作用
- 低刺激で副作用が少ない
などの効果があります。
ちなみに、中国では、馬油を昔から肌の万能薬として使われていて、
- やけど、切り傷
- ニキビ
- 肌荒れ
- アトピー性皮膚炎
- しもやけ、あかぎれ
の治療に使われいます。
合わない人もいる 注意が必要
副作用も少なく、万能薬としても使われている馬油ですが、特効薬ではないので、効かない場合もあります。
中には、稗粒腫が改善せずに、反対に悪化してしまうこともあるんです。
例えば、
- 肌が乾燥して、稗粒腫が増えたり、大きくなったりした
- 全く消えない
- 匂いがきつくて、気持ちが悪くなった
- ニキビのようなものができた
などの、合わない例もあります。
誰にでも効く薬というものは存在しませんが、このまま使っているとさらに悪化する危険性があります。
異常が現れた時は、すぐに使用をやめ、様子を確認し、改善しないようなら皮膚科を受診することをおすすめします。
どうしても気になる場合は、レーザー治療や、押し出して取る方法などもあるので、相談してみてくださいね。
まとめ
目の周りの皮膚はとても、薄くてデリケート。
稗粒腫ができるとつい気になって、針で取りたくなりますが、危険です、
まずは、正しい使い方で馬油を塗ってしばらく様子を見てください。
稗粒腫以外にも、スキンケアやハンドクリームなどに使えます。
一つ持っておくと、色々な使い方ができる便利なアイテムですね。