先日、落下腸の特集を何気なく見ていたら、その症状にいくつか思い当たる節がありました。
落下腸は体に良くないことも多いのですね。
「もしかしたら、私のポッコリお腹も、落下腸が原因なのでは…」と思い、セルフチェックをしてみました。
私が行ったセルフチェックの方法と、原因や改善方法などもご紹介しますね。
この記事の目次
落下腸のセルフチェック
腸が正しい位置に固定されておらず、下に落ちている落下腸。
落下腸だと、頑固な便秘や、スリム体型なのに、お腹だけポッコリ出てしまいます。
簡単なセルフチェックで落下腸の可能性があるか知ることができます。
落下腸のセルフチェック
- 子供の頃から便秘が多かった
- 便秘が解消した後は、下痢や軟便になる
- 便秘になると、激しい腹痛が起こる
- 運動不足になると、便秘になる
- 寝ているときはお腹が平らなのに、立つと下腹がでる
チェック項目に、2つ以上あてはまる時は落下腸の可能性が高くなります。
これらの多くは、落下腸の症状です。
腸が正常な位置にないため、うまく機能せず、腹痛を伴う便秘、軟便、下痢を繰り返す症状が多く見られます。
問診やセルフチェックで落下腸かどうかわかりますが、どうしても気になるなら、レントゲンを撮るとはっきりわかります。
落下腸の原因や改善法
セルフチェックで2つ以上当てはまったら、とっても心配ですよね。
どうして落下腸になってしまったのか、また、改善することはできるのでしょうか.
◯落下腸は体質、遺伝、生まれつきであることが多い
落下腸の原因の多くは、体質、遺伝、生まれつきであることが多いです。
胎児の成長の過程で、腸がお腹に固定されず、骨盤内に落ちてしまうことで起こります。
また、子供の頃に、便秘が多く大量の便が腸に溜まり、腸が伸びてしまったり、成長してからも、運動不足や姿勢が悪いと落下腸になるケースもあります。
落下腸になってしまうと、治療や手術などで治すことはできません。
できることは、落下腸によって起こる便秘を解消することです。
◯落下腸による便秘を解消する腸マッサージ
それでは、落下腸の便秘に効果的なマッサージなどをご紹介しますね。
- 仰向けになって両膝を立てる
- 腰の下にクッションを入れて、腰を10センチほど浮かす
- 下腹〜おへそを辺りまでを押し上げたり、押したりしてマッサージする
- 約1分間続ける
このマッサージを一日2回、朝食前、寝る前に行うと効果的です。
◯逆立ち
逆立ちをして、重力によって落下腸を改善する方法もあります。
長時間、逆立ちをすることはできないので、寝る前、朝起きたときなど、無理のない程度で行ってください。
◯適度な運動をする
適度な運動で、腹筋や内臓周りの筋肉を鍛えて、腸の働きをサポートすることも効果的です。
運動の刺激は、腸を刺激するので、便秘解消に役立ちます。
腹筋を鍛え、姿勢を良することで、落下腸でお腹が出るが改善されることも多いです。
落下腸を改善する簡単な腹筋方法は
1) 仰向けになり、両膝を立てる
2) 両手を床に置き、バランスをとる
3) 腹筋を意識して、お腹を持ち上げる
4) 5〜10回、無理のない範囲で繰り返す
です。
この、腹筋なら背中を痛めることも少ないです。
下腹が凹むのを意識して行うと効果アップです。
◯食生活を改善する
便秘は日ごろの食生活も大きく影響しています。
食物繊維の多い食生活と、適度な水分を摂るように心がけてください。
生活のリズムが整うと、排泄環境が整うため、便秘が解消されやすくなります。
落下腸を放置しておくとどうなる?
落下腸をそのままにしておくと、便秘がどんどん悪化していきます。
「便秘なんて、薬を飲めば解消できる」と甘く考えていては大間違い。
悪化した便秘は腸閉塞を引き起こします。
腸閉塞は、腸が塞がって、食べ物や消化液、ガスが通らなくなる病気です。
そのため、激しい腹痛、下痢、嘔吐、吐き気が起こり、食べたものが逆流してしまいます。
便秘がひどくなって、気絶して救急車で運ばれるという事例もあります。
特に、便が硬くなっている人は要注意です。
腸閉塞は、前触れなく、ある日突然起こるので、しつこい便秘は早めに解消するようにしてください。
まとめ
落下腸はしつこい便秘だけでなく、腸閉塞という病気も引き起こす、侮れない症状です。
薬や、手術によって治療することはできませんが、日ごろの心がけによって改善することができます。
セルフチェックで2つ以上当てはまった人は、ぜひ、マッサージや食生活の改善で、便秘を解消することをおすすめします。
実は、私は2つ当てはまってしまいました。
標準体型よりやや細目だったので油断していましたが、さっそく腸のマッサージを日課にしようと思います。