唇が割れると痛いですね。
空気が乾燥する時期には特に気になりますが、季節に関係なく割れてしまうこともあります。
原因は何なのか…
唇はメイクのポイントにもなるので、いつもきれいに、潤いを保ちたいパーツです。
そこで、今回は、唇が割れる原因をお伝えします。
合わせて、改善、防止する方法もご紹介するので、参考にしてくださいね。
この記事の目次
唇が割れる一番の原因は乾燥
空気が乾燥する秋〜冬にかけて、唇が割れることが多いですよね。
そのことから想像できますが、一番の原因は「乾燥」です。
乾燥は、空気だけでなく、色々なことが原因で起こります。
◯ 空気の乾燥
秋や冬になると、乾燥で髪がパサつくなどからも分かるように、とても空気が乾燥します。
顔は常に外気にさらされていて、その中でも唇は角質層が薄く、デリケートなので、乾燥による影響を受けやすいです。
そのため、唇が割れる、割れを修復しようとして角質層が厚くなり、また割れて、そこから雑菌が入るという悪循環が生まれます。
現代では、一年を通じて、エアコンを使うため室内は乾燥しやすくなっています。
さらに、住宅構造が変わったことで湿気が溜まらず、より室内が乾燥しやすくなっているのです。
◯ 紫外線による日焼け
夏に、唇の淵がヒリヒリして割れたことはありませんか?
日焼けをすると、皮膚が熱を持ち、乾燥して皮が剥けますよね。
それと一緒で、唇も紫外線の影響を受け、日焼けをして、乾燥、割れることがあります。
◯ 口呼吸のために唇が乾燥する
口呼吸が、唇が割れる原因になるケースもあります。
口で呼吸をすると、空気が唇に直接触れてしまいますが、この状態が癖になり、習慣化してしまうと、乾燥が起きやすくなります。
いびきをかく人も口呼吸をしているため、唇が乾燥し、割れることがとても多いです。
朝、目覚めたときに、以上に喉が渇く、口が乾燥して、唇が乾燥しているなら、口呼吸や意に着の可能性が高いです。
◯ 体の水分不足
体は60%が水分でできています。
肌や髪の毛に水分が必要なように、唇にも水分が必要です。
冬は汗をかくことも少なく、夏でも冷房が効いている部屋にいると汗をかかないので、喉も乾かず、自然と水分を摂らなくなる傾向があります。
季節やエアコンで空気が乾燥している上に、水分も摂らない…
こんなことをしていたら、すぐに唇は乾燥し、割れてしまいます。
◯ 唇をなめると乾燥が悪化しやすい
乾燥や荒れてきて皮むけなどが起こると、唇を無意識のうちになめてしまうことも多いですよね。
一時的には潤い、乾燥は防げたように感じますが、唾液は乾燥すると同時に、唇の水分を奪ってしまい、より乾燥させてしまいます。
乾燥以外も!これも唇が割れる原因に!
唇が割れるのは乾燥だけではありません。
こんなことも原因になります。
◯ 唇の汚れ
唇に汚れが残ったままだと、刺激となり割れるケースがあります。
例えば、食べ物の香辛料や、口紅の落とし忘れなどです。
1、2回では割れることはありませんが、少しずつの積み重ねが唇の割れを引き起こします。
◯ 唇への摩擦が刺激に
唇の汚れは、割れの原因になりますが、ティッシュなどでゴシゴシこするなどの摩擦もよくありません。
唇の皮膚は、薄くてとてもデリケートで、少しの摩擦で傷ついてしまいます。
◯ 胃腸の疲れ、荒れ
唇と胃腸、何の関係もないように見えますが、とても深い関係があります。
胃の調子が悪いと、唇に悪影響を与え、荒れて割れることがあります。
胃が弱っているときは、体の抵抗力も落ちやすく、ケアをしても修復しにくい傾向があります。
唇が、かさつき、割れているときは胃腸の調子も確かめてみましょう。
◯ 食生活の乱れ、栄養不足
食生活が乱れ、栄養が不足すると、肌や粘膜が弱くなるため、唇の粘膜も弱まり割れてしまいます。
特に、ビタミンB群が不足すると、唇に影響を与えます。
◯ 接触性皮膚炎、アレルギー
割れがなかなか改善しない場合は、いつも使っている口紅や歯磨き粉などが原因の、接触性皮膚炎の可能性があります。
また、特定の食べ物に対するアレルギーで唇に症状が出ることもあります。
いつもと違うものを使ったり、食べたりした記憶がないか、思い出してみましょう。
◯ アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の人は、もともと肌のバリア機能が弱いため、唇も割れやすい状態になっています。
唇の周りにシミがある、夏でも唇が割れることが多い場合は、アトピー性皮膚炎の可能性があります。
唇が割れたときの対処、改善方法
唇が割れていると、痛いだけでなく見た目も気になりますよね。
そんな時には、次のような方法が効果的です。
◯ 唇のパック
唇の割れがそれほど深くない場合は、ラップを使ったパックが簡単でおすすめです。
小さなひび割れだと、2,3日もすれば改善されます。
(準備するもの)
保湿ができる物(リックリーム、ワセリン、ハチミツ、リップバーム、美容に使えるオイルなど)
料理用ラップ
蒸しタオル(水で濡らしたタオルをレンジで40秒〜1分間加熱するとできます)
(手順)
1) 蒸しタオルで唇に軽くあてて1分間温める
2) 唇が温まったら、保湿剤をややオーバーリップ気味に、はみ出る程度、多めに塗る
3) 唇より大きめにカットしたラップをかけて、上から蒸しタオルで3分間押さえる
4) 3分間たったら終了
蒸しタオルを使う代わりに、蒸気がたっぷりの入浴中にパックをするのもおすすめです。
◯ 食生活の改善、ビタミン剤を摂る
唇の粘膜には栄養が必要、胃と唇の関係は深いとお伝えしましたよね。
きちんと食事をとっていても、栄養が偏っていては意味がありません。
ビタミンをたっぷり摂ることも大切ですが、同時に、腸が健康でなければ、栄養がきちんと吸収されません。
様々な栄養素を摂るとともに、腸内細菌を整えるような食事に気を付けましょう。
ヨーグルトもおすすめですが、和食の味噌や納豆もおすすめです。
◯ 水分をしっかり取る
食事を見直すと同時に、水分もしっかり取るように気を付けましょう。
体の中の水分が失われると、唇の水分も不足し、割れを招きます。
一度にたくさんではなく、細目に少しずつ飲むのがコツです。
◯ 週に一度のスクラブで唇をケアする
既に、唇が割れているときには無理ですが、割れる前ならおすすめなのがスクラブによる唇ケアです。
古い角質を除去することで、保湿成分が行きわたりやすくなり、割れを防いでくれます。
市販のスクラブもありますが、手作りも簡単にできます。
ハチミツと砂糖をティースプーン1杯ずつ混ぜたものでケアし、最後に洗い流すだけです。
食べ物ですし、防腐剤も入っていないので口に入っても安心です。
ただし、作り置きはできないので、必ず1回ごと使いきってしまい、残った場合は捨てるようにしてください。
まとめ
唇が割れてしまうと痛いし、口を開けるのがつらくなってしまいます。
特に乾燥する冬や、寒くて毛布をかぶって寝てしまうとすぐに乾燥して割れやすくなりますよね。
私も、乾燥して割れやすくなるので、ちょっと危険だなと感じる時は唇パックをするように気を付けています。
割れる前なら、効果絶大、潤いが戻ってきます。
割れてしまうと治りにくいので、乾燥したらすぐ保湿で防ぐことが肝心ですね。