短時間で思い通りの顔に近づくことができる美容整形ですが、トラブルも多いですよね。
ボトックスも同じで、副作用、特に打ちすぎは危険なケースが多いようです。
美容整形を受ける時には、いい面だけでなく、悪い面もよく知り、正しく理解をする必要があります。
ボトックスを打ちすぎると、どんな危険性があるのでしょうか。
ボトックスの打ちすぎは こんな危険がある!
ボトックスは、ボツリヌストキシンという菌を薄めて、筋肉に注射することで、麻痺させるものです。
筋肉を麻痺させてシワを消す、小顔にする美容整形で使われます。
ボトックスの効果は、6か月と言われていて、時間の経過とともに、だんだんと効果がなくなります。
効果を維持しようと、短期間で繰り返し打つと、打ちすぎにんなり、次のような危険があります。
◯ 不自然な表情になる
ボトックスは筋肉を麻痺させる作用があるため、打ちすぎると表情筋が全く動かなくなり、不自然な表情になります。
例えば、おでこのシワを取るためにボトックスを打った場合、量が多すぎると、眉が動かなくなります。
そのため、口は笑っているのに、目は笑っていないような、冷たい印象の笑顔になり、不自然さを感じさせます。
◯ 皮膚がたるむ
筋肉が麻痺すると動きづらくなるので、噛む力が弱くなり、柔らかいものばかり食べるようになります。
筋肉は使わなければ、怠けてしまうので、皮膚がたるんできます。
また、筋肉が鍛えられないことで小さくなり、小顔効果があるのですが、皮膚は縮んだり小さくなったりすることはないので、あまってしまい、たるんでしまうのです。
◯ 頬がこけて、疲れた印象に見える
特に、小顔効果を期待して頬やエラの部分に打ちすぎたときに見られます。
筋肉が細く、小さくなったために起こりますが、もともと骨格が小さく、顎が細い人は一気にこけたように感じます。
短期間で打ちすぎてしまうと、急に細くなり、急に老けた印象を与えたり、ほうれい線ができやすくなるケースも珍しくありません。
◯ 効果が出なくなる
表情に影響が出る、副作用とは少し違いますが、ボトックスを打っても効果がなくなる場合もあります。
ボトックスは毒の一種なので、打ちすぎてしまうと抗体ができ、体が反応するため、効果が出なくなります。
せっかく打っても、治療が台無しになってしまうのです。
効果が薄くなってきたときは、思い切って1年程度、間隔をあけてみてください。
量や回数を守って正しく使うことが大切
ボトックスは、もともと、医療現場で顔面の麻痺の治療に使われていたもので、悪いものではありません。
正しい期間や量を守れば、副作用は少ないし、仮にトラブルがあったとしても、効果が無くなる6か月を過ぎれば、もとに戻る可能性は高いです。
ボトックスは避けるべきだという声も多いですが、実際に、ボトックスで効果がある実例はたくさんあります。
一気にシワを消そうとしたり、小顔にしようとせず、きちんとカウンセリングを受けながら、注射をしていくことが大切です。
まとめ
いつまでも若くきれいでありたいという願いは、悪いものではありません。
ボトックスなどの美容整形に限らず、限度を超えれば、リスクは高いということを知っておくのは、とても重要なことです。
身近に簡単になってきたボトックス。
使用するときには、打ちすぎに注意して、美しさを手に入れてくださいね