早く赤ちゃんが欲しいのに、なかなか妊娠できないと、「もしかしたら不妊症かも…」と不安になりますよね。
不妊の原因は女性にだけではありませんが、やはりその割合が高いのは事実。
そして、不妊症になる人にはいくつか共通する特徴があります。
でも、治療すれば妊娠できる可能性は残っているので、諦めたり、不安に思いすぎたりする必要はありません。
今回は、不妊症の女性に多い特徴や注意してほしいことについてお伝えします。
この記事の目次
不妊症の女性に多い8つの特徴
不妊症の女性に、よく見られる特徴は
- 生理の異常
- 大きな病気、手術をしたことがある
- 冷え性
- 35歳以上である
- 喫煙
- 食事バランスが悪い
- 睡眠不足
- 体重が多すぎる、または少なすぎる
の主に8つがあります。
それぞれを少し詳しく、お伝えしますね。
1)生理の異常
生理の異常には
- 生理周期が異常に短い、または長い
- 経血の量が多い
- 生理痛が我慢できないほど痛い、年を追うごとに痛みが強くなる
などがあげられます。
生理の異常がある時は、排卵がない、子宮筋腫などの病気である可能性が高く、妊娠することが難しいです。
経血の量や整理痛がひどい時は、産婦人科を受診するとともに、基礎体温を付けて排卵の有無を確認することをおすすめします。
排卵の確認をはじめ、体調の管理ができますので、生理の異常がなくても、妊娠を考えるなら、基礎体温は必ずチェックですよ!
産婦人科でも、「基礎体温表付けていますか?」「基礎体温表見せてください」とよく聞かれます。
2)大きな病気、手術をしたことがある
子宮筋腫、子宮内膜症などの子宮の病気、虫垂炎、腹膜炎などの腹部の病気の手術をした人は不妊症になりやすい特徴があります。
子宮や腹部の手術をすると、子宮内で他の組織と癒着を起こし、不妊の原因になります。
3)冷え性
冷え性は万病のもとと言いますが、不妊にも影響します。
冷え性になると、血流が悪くなるため、体の必要な部分に、ホルモンや栄養が行かなくなります。
4)高齢
女性の体内で作られる卵子の量は決まっていて、増えることはありません。
年を重ねるごとに、卵子も年を取っていきます。
30歳を超えると、卵子の質も下がっていき、妊娠が難しくなっていきます。
35歳を超えると、妊娠を望んでいるのに、半年以上たっても妊娠ができない時は、産婦人科の受診を薦められます。
5)喫煙
喫煙をすると、血液の酸素量が減り、冷えやすくなるので、不妊になりやすくなります。
喫煙は胎児にも影響すると言われているので、妊娠を考えるなら、たばこはやめるのがベストです。
6)食事バランスが悪い
妊娠をするには、しっかりした体がなくてはいけません。
外食やジャンクフードばかりでは、必要な栄養素は不足します。
7)睡眠不足
卵子をつくる卵巣は、十分な休息が必要な器官です。
睡眠不足はホルモンバランスを崩す原因にもなるため、排卵日前後は、特に質の良い睡眠を心がけます。
良質な睡眠は妊娠にも必要です。
8)体重が多すぎる、または少なすぎ
標準体重よりも重すぎる、または少なすぎるのも、排卵の状態を悪くします。
痩せすぎの人は、神経質な傾向があり、ストレスが溜まりやすく、排卵に影響を与えます。
また、太りすぎはホルモンバランスを崩しやすくなります。
妊娠中でも「妊娠高血圧症候群」や「妊娠糖尿病」などを発症する危険性があります。
産婦人科では、痩せすぎだと、それ以上痩せないように、太りすぎの人は治療と同時に痩せるように言われます。
不妊治療に効果はあるの?
不妊症だと分かると、不妊治療が始まりますが、これで本当に妊娠できるか、きっと不安に襲われますよね。
不妊治療には、排卵誘発剤やタイミング療法、人工、体外受精など色々な方法があります。
どれも妊娠に望みをかけて治療していきますが、残念ながら、絶対に妊娠できるわけではありません。
妊娠できる確率は、年代やその人の健康状態などで変わってくるので、はっきりしたデータは出ていません。
確かに、高齢になればなるほど、治療の効果は低くなりますが、ゼロではありません。
実際に、私の周囲にも、40歳以上で不妊治療をし、無事出産した人はちゃんといます。
可能性にかける価値は、十分にあります。
まとめ
自分が不妊症だと分かった女性のショックは相当なものです。
結婚をした女性に、「赤ちゃんはまだ?」とあいさつのように言う人がいますが、正直、デリカシーがないなと思います。
結婚したら赤ちゃんができるのは当たり前のように思っているかもしれませんが、そうではありませんよね。
普通に妊娠するのも奇跡なんです。
不妊症の女性は、その奇跡が起こる確率が少し低くなっただけのことです。
辛いことだとは思いますが、赤ちゃんに会える可能性を信じ、頑張りすぎない程度に、治療に臨んでくださいね。