先日、コスメカウンターで肌診断をしてもらったところ、インナードライ肌という診断結果を受けました。

インナードライ肌は、様々な肌トラブルの原因になると聞き、かなりショック。

高額な化粧品を買うのは無理だけど、1日でも早く、インナードライ肌を治して美肌になれる方法がないものなのか…

実は、特別なスキンケア化粧品がなくても、インナードライを治す方法があったんです。

それはいったいどんな方法なのでしょうか。

インナードライを治すには乾燥対策をする

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インナードライ肌は、皮膚の内側(インナー)が乾燥(ドライ)しているのに、肌表面はべたつきがある状態です。

この状態を解決するには、何よりも乾燥を改善することが大切です。

乾燥を改善するには、

  • 肌に優しい、落としすぎない洗顔
  • 洗顔後の十分な保湿

の2つがカギになります。

◯肌に優しい、落としすぎない洗顔

インナードライを改善するためには、まず、今の洗顔を見直すことから始めます。

ポイントは

  • 洗浄力が強すぎない洗顔料を使う
  • お湯の温度を30〜35度のぬるま湯にする
  • 落ちやすいメイクに変える

です。

肌の皮脂や、汚れを落とそうと洗浄力が強い洗顔をすると、必要な皮脂まで流してしまうため、乾燥を起こします。

冬は特にしてしまいがちですが、熱めのお湯で洗い流すと一見、すっきりと汚れが落ちたような気になりますが、皮脂を落としてしまうため、肌の保水力がなくなります

また、毎日しっかりメイクをしていると、洗浄力の強いクレンジングが必要ですし、何度もゴシゴシ洗ってしまうため、肌に負担がかかり、傷つけてしまうのです。

しっかりメイクしなければならないこともありますが、インナードライを治すときは、できるだけ薄めの落としやすい化粧品を使うようにしてくださいね。

◯洗顔後の十分な保湿

インナードライを治す時には、保湿も欠かすことができません。

洗顔をしたら、できれば1分以内の保湿がおすすめです。

汚れがきれいに落ちている状態の洗顔後は、もっとも角質まで水分が行きわたるタイミングです。

1分以内ができそうにない場合は、お風呂から出たすぐの場所に、ミスト状の化粧水を準備す、最後に顔を拭くようにすると、肌の乾燥を少し遅らせることができます。

とろみ系の化粧水は、肌をガードする効果があるため、インナードライを治すのには、あまり向いていません。

インナードライ対策には、サラッとした化粧水の方が角質の奥深くまで浸透するためより効果的です。

とろみ系の化粧水は、肌をガードする効果があるため、インナードライを治すのには、あまり向いていません。

化粧水で保湿をした後は、適量の乳液で水分の蒸発を防ぎます。

インナードライは、肌に皮脂が出やすいため、乳液、クリームを省きがちです。

ですが、乾燥を改善しなければならないので、適量の油分で蓋をするようにします。

もちろん乳液、クリームの付けすぎには注意してください。

インナードライを治すために避けたいこと

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反対に、インナードライを治すためにしてほしくないこともあります。

◯油取り紙やティッシュで何度も皮脂を取らない

顔に皮脂が浮いてくるとメイク崩れの原因にもなるので、一日に何度も油取り紙やティッシュで皮脂を取っていませんか?

皮脂を取った直後は確かにさらっとして、綺麗になった気分になりますが、これがインナードライを悪化させることになります。

皮脂は肌を刺激から守るために出てきているため、必要以上に皮脂が無くなってしまうと、乾燥を防ごうと、またすぐに浮いてきます。

インナードライは肌が乾燥しているので、皮脂が奪われたことで、より乾燥し、もっと多くの皮脂が出てきてしまいます。

油取り紙やティッシュを何度も使うのは、肌に摩擦を与えることにもなりかねません。

◯一日に何度も顔を洗う

これも、油取り紙の使用と同様、必要な皮脂を流すことで、さらに多くの皮脂を招く結果になります。

夏の外出で大量に汗をかいて仕方ない場合や、スポーツで汗をかいたなどを除いて、頻繁に顔を洗いすぎるのも避けるようにします。

気が付かないうちにインナードライを悪化させているかも

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◯知らない間に、インナードライは悪化する

  • 毛穴が開いている
  • 肌がべたついている
  • ニキビ、吹き出物が多い

などの悩みを感じている人は、「自分は脂性肌」だと感じているかもしれませんが、驚くことに、インナードライ肌の可能性が高いです。

乾燥肌、ドライ肌の人は、もともと保水力も油分も少ないので、水分も油分も肌に与えようとします。

ですが、インナードライは、見た目はベタベタしているので、肌内側の乾燥には気が付かず、皮脂を取り除こうとし、油分を与えることを控えてしまいます。

その結果、どんどん肌が乾燥、それを防ごうと皮脂が出るという悪循環に知らないうちになってしまいます。

肌に良いと思ってしていることが逆効果になっているのです。

◯インナードライを見極める方法

理想的な肌になるためには、自分の肌がインナードライなのか、またそれ以外なのか、知らなくてはなりません。

インナードライを見極めるには、洗顔後、5〜10分ほどしばらく何もつけずに様子を見ます

もし、最初は突っ張るのに、後からテカってくるなら、インナードライ肌です。

これ以外だと

  • ずっとサラサラのまま…とても理想的なバランスが良い肌
  • 突っ張ってきて、かさかさしている…ドライ、乾燥肌
  • テカってくる…オイリー、脂性肌

となります。

化粧品売り場などでも、肌診断をしてくれます。

事実を知るのは少し勇気がいりますが、機会がある時に試してみるといいですよ。

まとめ

インナードライを治すためには、乾燥対策、保湿、水分を与えることが大切です。

体に水分が必要なように、美しい肌にも水とても大切です。

水分がなくなると、ニキビや吹き出物、乾燥だけでなく、肌の老化の原因になります。

必要な皮脂を残しつつ、化粧水で水分を与え、さらに、こまめな水分補給が肌を潤わせます。

内側、外からの水分補給を忘れないでくださいね。