「骨盤が狭い」と言われたら気になりますよね?
骨盤が狭いとくびれができないとか、難産になったり、とか、いろんな話を聞きます。
でも、くびれは骨盤が狭いからという単純な理由ではなく、肋骨の位置なども影響しているんです。
今回は、エクササイズでくびれを出す方法などもお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてください。
また、骨盤の狭さが難産につながるのかどうかについても、お伝えしていきます。
この記事の目次
骨盤と助骨との間隔が狭いとくびれができない
出典:All about
実は、大変うらやましい話ですが、ウエストのくびれには、生まれつきの体型が深く関係しています。
それはいったいどんな体型なのかというと・・・
肋骨と骨盤の間の長さがある人です。
自分のウエスト部分、骨盤の上に拳を置くと、手が入りますか?
手が入れば、助骨と骨盤の間に隙間があるので、ダイエットして、筋肉を鍛えたり、脂肪が取れるとくびれができます。
◯骨盤と肋骨の間が狭い人の場合
手が入らない人は、残念ながら、隙間が狭いので、くびれができにくいです。
「それなら、ダイエットしても意味がない!骨を抜くしかないわけ?」
なんて思う必要はありませんよ。
確かに、助骨と骨盤の狭さは生まれつきのものですが、だからといってくびれができないわけではありません。
また、生まれつき肋骨と骨盤はそれほど狭くないのに、姿勢が悪い、筋力がなくなったなどの理由で狭くなったケースもあります。
どうしたらくびれができるのでしょう。
中には、くびれのために、肋骨を抜く整形手術をする人もいますが、そんなことも必要ありません。
ダイエットやエクササイズの前に、骨盤と肋骨の狭さを解消する運動をすればいいのです!
くびれを作るエクササイズ
出典:楽天
骨盤と肋骨の間をストレッチして狭さを解消したり、くびれを作る簡単なエクササイズをご紹介します。
◯寝ころんだまま!ストレッチポールを使ったエクササイズ
1) ストレッチポールを背中のおへその裏あたりの位置に置く
2) その状態のまま、仰向けに、寝ころぶ
3) 5分間その状態を保つ
ストレッチボールがない場合は、タオルを円柱状に巻き、紐で固定したものを使ってください。
◯ウエストひねりエクササイズ
1)かかとをそろえて立つ。
2)右足だけ10cm、前に出す
3) 右腕を上にして胸の位置で組む
4) その姿勢のまま、右にウエストをひねる
5) 左にひねる時は、脚と手の組み方を反対にする
6) これを左右5回ずつ行う
骨盤が狭いと難産になる?
出典:premama.jp
体つきが大きくお尻や骨盤周りが大きい人は「安産型だね」と言われますね。
また、背が低く、華奢でお尻が小さいひとに「難産になるから、出産が大変そう」と言ったりします。
骨盤は安産、難産に影響を与えますが、それは見た目の問題ではありません。
華奢な人でも、安産な人はたくさんいます。
出産では骨盤の幅の広さ、狭さより、「骨盤腔」の広さ、狭さが問題です。
骨盤腔とは、出産の時に、赤ちゃんが骨盤を通るときの通り道です。
骨盤腔が平均より狭いことを、「狭骨盤」といい、狭骨盤だと赤ちゃんが突っかかって、難産になります。
◯狭骨盤の可能性が高い人とは?
骨盤腔は身長に比例する傾向があり、150㎝以下の低身長だと狭骨盤の疑いがあります。
身長が140㎝以下だと、X線で骨盤計測を行うことが多いです。
また、先天的な発育障害や奇形が原因のこともあります。
しかし、実際は、出産前に狭骨盤かは診断が難しく、難産になるかもわかりません。
◯難産になるかどうかは、分娩が始まってからでないと分からない
たとえ、骨盤腔が狭くても、産まれてくる赤ちゃんの頭が小さければ、安産になるし、広くても赤ちゃんが大きければ難産になります。
ですから、骨盤腔が狭い=難産とは言えません。
お尻周りが太っていて、骨盤が大きそうに見えても、本当は脂肪かもしれないし、太っていれば難産になるので、痩せるように言われます。
見た目での安産型は迷信のようなものです。
まとめ
生まれつきの骨盤と肋骨の狭さが、くびれに関係していたとなると、その体型を持って産まれた人はうらやましいですね。
骨盤と肋骨の狭さは、身長に比例することが多く、背が高い人はその幅も広いです。
ウエストがくびれやすく、くびれができやすいなんて、モデル体型で良いですよね。
でも、ストレッチやエクササイズなど、努力すれば、くびれる可能性も十分あります。
今まで、努力してもくびれと縁がなかった人は、骨盤と肋骨の位置を広げてみるといいかもしれませんね。