最近、新しい美容法として「オフスキンケア」が注目を受けています。

おしゃれやメイクが大好きな女性にとって、美しい肌は不可欠です。

美容のため多くのスキンケア商品を使っていると、「面倒くさい、化粧品を減らしたい」と感じることもありますよね。

そんな時には、少ない化粧品でケアをするオフスキンケアがおすすめのようです。

オフスキンケアとはいったいどんなものなのか、また、方法や効果などについてご紹介します。

オフスキンケアとは?その方法は?

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◯オフスキンケアは従来のケア方法とは全く違う

オフスキンケアは、「肌のためには色々な化粧品を使わなければならない」という考え方とは全く違うスキンケア方法です。

従来のスキンケアは、クレンジング、洗顔、化粧水、美容液、乳液など、たくさんのスキンケアを行いますよね。

化粧水では、たっぷり付けたほうが良いというメーカーもあります。

しかし、オフスキンケアでは

  • 適正な洗浄力の洗顔料やボディソープを使う
  • 化粧品は出来るだけ最低限の使用を心がける

とし、これを行うことで皮膚システムの回復をし、史上最高の美肌を手に入れることができます。

それでは、一体どのような方法で行うでしょう。

具体的な方法をご紹介します。

◯適正な洗浄力の洗顔料、ボディソープを使う

まず、オフスキンケアの基本で大事なことは、洗いすぎないことです。

適正な洗浄力の洗顔料を選べば、洗いすぎることがなく、乾燥を防ぐことができます。

汚れがしっかり落ちると、さっぱり感があり、気持ちが良いのですが、必要な常在菌や皮脂まで落とし、潤いが無くなってしまいます。

結果、肌が突っ張り、乾燥、肌荒れの原因になります。

洗顔の後、すぐに化粧水が必要なのは、洗顔料、ボディソープの洗浄力が強い可能性があります。

オフスキンケアでは、洗顔はお湯のみなどということはないので、メイクをしていても実践できます。

メイクをしている場合は、しっかり落とすことも大切ですよね。

クレンジングの時も、適正な洗浄力の、オイルタイプのクレンジングを使い、潤いを残しつつ、肌の汚れを落としていきます。

◯化粧品の使用は最低限にする

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オフスキンケアは、適正な洗浄ができていれば、それ以上のスキンケアはいらないとしています。

ですが、いきなりすべてのスキンケアを無くしてしまうのも不安ですよね。

内容が良い保湿剤なら使ってもよいので、洗顔の後は、低刺激で肌に負担が少なく、油分が控えめの保湿剤を使います。

オフスキンケアが上手くいき、皮膚のシステムが回復、正常になっていけば、最終的に保湿もいらない肌を手に入れることができます

オフスキンケアの効果、メリットとは

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オフスキンケアは、最高の美肌を手に入れることができる可能性があります。

  • 小鼻の角栓
  • 黒ずみ
  • ニキビ
  • 脂性肌
  • 乾燥肌
  • アトピー肌
  • ごわつき

など色々なトラブルが改善し、実践した人の8〜9割が肌が改善した」と感じたという結果があります。

また、スキンケアがかなりシンプルになり、高額な化粧品を準備する必要がないので、お金もかかりません。

今もっている化粧品を使えるケースもあるし、新たに購入しても、半年で5000〜10000円程度で済みます。

一か月だと、1000円程度しかかからない計算になりますよね。

スキンケアを見直すと聞くと、費用が掛かるイメージがありますが、オフスキンケアでは、そんな心配もありません。

こんなことに気を付けて

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手軽で、メリットが多いオフスキンケアですが、すこし注意してほしいこともあります。

◯効果がでるのに時間がかかる

スキンケア全般に言えることですが、オフスキンケアの効果を感じるまでには、かなりの時間がかかります。

20代の若い方で、3ヵ月、40〜50代以上になると、半年以上続けなければ効果が出ない傾向があります。

さらに、この方法を1年以上続けなければ、美肌を手に入らないケースもあります。

個人差があることですが、オフスキンケアには継続する時間と忍耐が必要です。

◯一時的に、肌荒れや皮むけが起こる

先ほどお伝えしましたが、スキンケアを変えたら、すぐに効果が出ると嬉しいものですが、そんなことは殆どありません。

反対に、オフスキンケアを、肌荒れや皮むけなど、肌の状態が悪くなることが、よくあります。

この原因の一つは「洗浄格差」です。

オフスキンケアでは、適正な洗浄力の洗顔料に変えるため、以前使っていたものより、洗浄能力が弱くなる可能性があります。

そうすると、肌の角質の代謝や皮脂分泌のペースがかみ合わなくます。

洗浄力が弱くなることで、今まで剥がれ落ちていた角質が残るため皮むけが起こり、洗い流されていた皮脂が残ることで肌荒れが怒ってしまうのです。

ここで、元のスキンケアに戻してしまうと、オフスキンケアは成功しません。

この状態は、「そのままにして、ほっておけばそのうち治る」ので、しばらくして、肌の機能が回復すれば改善していきます。

どうしても気になる場合は、月に一度だけ、石鹸で洗顔するようにしてください。

◯乾燥する場合もある

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オフスキンケアを始めると、乾燥するようになったという声もあります。

これは、オフスキンケアで、化粧品の使用を最低限度にしているためです。

オフスキンケアでは、今まで使っていた化粧品の量よりも少なくなるため、結果的に、乾燥を感じやすくなります。

この乾燥も、ほっておけば、肌から適度な皮脂が分泌されるようになるため、改善していきます。

オフスキンケアでは、洗浄力が少ない洗顔をしているので、基本的にいつまでも乾燥をし続けることはありません。

乾燥をしたからと言って、すぐに化粧品を変えてしまうのは肌へ負担をかけます。

焦らず、様子をみてみることも大切ですね。

◯肌荒れが花粉症の場合も

いつまでも肌の状態が改善しない、悪化し続ける時は、ただの乾燥や化粧品が原因ではなく、花粉症が可能性もあります。

花粉症の原因は、アレルゲンとなる花粉です。

特に、目の周りなどの皮膚が薄い部分は乾燥しやすく、そのままにしておくと、どんどん症状が悪化します。

この症状を回復するためには、花粉症の時期が終わるまで待たなければならないのですが、ずっとこのままでは、見た目にも困りますよね。

症状を和らげるためには、アレルゲンとなる花粉を取り除くことがポイントです。

例えば、

  • 外出時はマスクをする
  • 花粉の付きにくい服を着る
  • 花粉防止の眼鏡を使う
  • ベースメイクをしっかりする
  • 帰宅したら水、お湯で洗顔をする

などです。

また、肌の機能が下がり、皮脂の分泌がとても少なくなっているので保湿剤をこまめに使うのも効果的です。

肌の状態によっては皮膚科に行くことをおすすめします。

抗アレルギー剤、抗ヒスタミン薬が処方されることが多く、ステロイド剤がでることもあります。

花粉症の時期が終わり、オフスキンケアの効果を実感するためにも、早めの改善が大切です。

これまで、花粉症と無縁だったひとも急に発症することがあるので、シーズン中は、マスクをして外出するといいですね。

まとめ

オフスキンケアは、時間がかかりますが、肌の機能を回復するためには効果的な方法の一つです。

少し忍耐が必要ですが、最高の美肌を手に入れることができそうですね。

これ以外にも、スキンケアの方法はたくさんあり、どれがいいのか迷ってしまいます。

選ぶポイントは、どれが悪いか良いかを決めることではなく、自分が納得できるスキンケアを見つけることです。

正しく、楽しく毎日続けられるスキンケア方法が見つけられるといいですね。