オレイン酸はヘルシー、体に良いという話はよく聞きますね。
テレビや新聞などで、そんな情報を聞くと、一度はその効果を試してみたくなります。
オレイン酸はオイルに含まれていることが多いのですが、オイルの種類もたくさんあるので、どんなオイルがいいのか、悩んでしまいます。
また、オレイン酸はオイルだけでなく、他の食品にもたくさん含まれているので、上手に活用すると、食事のバリエーションも広がりそうです。
そこで、オレイン酸をたくさん含むオイルや食品にはどんなものがあるかまとめました。
健康な食生活の参考にしてくださいね。
この記事の目次
オレイン酸を多く含むオイル、少ないオイルは?
ずばり、オレイン酸を含むオイル、また、反対にオレイン酸をあまり含んでいないオイルもご紹介します。
◯オレイン酸が多いオイル 一位はオリーブオイル
(すべて100gあたりの割合です)
- 椿油…70〜75%
- オリーブオイル…70〜80%
- ひまわり油…70〜73%(品種改良されたハイオレイック種のひまわり油の場合)
- 紅花油…70〜73%(品種改良されたハイオレイック種の紅花油の場合)
- なたね油…58〜60%
- 椿油…70〜75%
- アボカドオイル…65〜70%
- 米油…40%
- ゴマ油…40%
オレイン酸を多く含んでいますが、オイルであるためカロリーはかなり高くなります。
摂取量を考えなくては、すぐにカロリーオーバーになってしまいます。
◯オレイン酸をあまり含んでいないオイル(含有量の割合が40%未満のもの)
- ゴマ油…40%
- コーン油…33%
- 亜麻仁油…20%
- 大豆…23%
- グレープシードオイル…18%
- ひまわり油…17%(品質改良されていないもの)
これらのオイルは、オレイン酸は多く含んでいませんが、だからといって、健康に効果がない訳ではありません。
代わりに、リノール酸、αリノレン酸など、他の健康成分を含んでいます。
オレイン酸とは、違う健康効果を持っているので、目的にそったオイルを使うことがポイントになります。
オレイン酸を多く含む食品
オレイン酸はオイルに多く含まれていますが、他にも、オレイン酸をたくさん含む食品があります。
食品の中で特に多いのは、
- ヘーゼルナッツ…46.2%
- マカダミアナッツ…43%
- アーモンド…36%
- カシューナッツ…26%
- 豚肉…33%
- 鶏肉…22%
- 牛肉…36%
などです。
ナッツ類に多く含まれていることが分かりますね。
これよりも含有量は少なくなりますが、食べやすい食品では、豆腐や高野豆腐、油揚げなどにも含まれています。
オレイン酸は多く、健康に良いのですが、オイル同様にカロリーが高い傾向があります。
「毎日、ひと握りのナッツで健康になる」と言われているほどです。
少量でもオレイン酸の効果はあるので、適量を守り、食べすぎには注意が必要です。
オレイン酸の効果はどんなもの?
最後にオレイン酸はどんな健康効果があるのか、お伝えしますね。
主な効果は、以下のようなものです。
- コレステロールの酸化を抑制し、動脈硬化などを防ぐ
- 善玉コレステロールは減らさない
- アンチエイジング、美肌
- 便秘の解消
- 酸化(劣化)しにくい
オレイン酸の一番優秀な健康効果は、善玉コレステロールはそのままで、コレステロール値を下げることです。
このため、動脈硬化、高血圧、心疾患などの予防や改善が期待できます。
活性酸素と結びつきにくい特徴もあり、体がサビつくのを防いでくれます。
また、乾燥肌の人は、オレイン酸は不足していますが、ニキビが多い人も、極端にオレイン酸が不足しているデータもあるんですよ。
こういった効果で、若返り、アンチエイジング、美肌に近づく可能性大です。
まとめ
オイルはカロリーが高いからと、ダイエット中は控えていた経験ありませんか?
でも、摂りすぎはよくありませんが、オレイン酸には、健康や美肌、若返りに必要なものがたくさん入っています。
実際、ミスユニバースの候補に選ばれるひとたちが、毎日、間食に少量のナッツを食べているときいたことがあります。
体は、食べたもので作られるといいます。
健康にも美容にもいいオイルを上手に利用できるといいですね。