寒くて、乾燥が激しい季節は、あかぎれに悩むことも多いですよね。
パックリ割れて、出血したり、衣類やものに引っ掛けたりすると、本当に痛いです。
「あかぎれの治し方って何かないかな…」と考えているなら、ワセリンと手袋を一緒に使うのがおすすめのようです。
一体どんな使い方をすると、効果があるのでしょうか。
今回は、ワセリンと手袋を使ったあかぎの治し方やポイントなどについてご紹介します。
この記事の目次
ワセリンを使ったあかぎれの治し方、手袋で効果倍増!
あかぎれは低気温で指先が冷えたことによる血行不良、水仕事で水分、油分が失われて乾燥したことが原因でおこります。
乾燥でひび割れてしまい、バリア機能も落ちているので、保湿力もなく、水分はどんどん逃げていく、困った状態…
こんな時には、水分、油分を逃がさないワセリンがおすすめです。
◯ 水分が残っているときにワセリンを塗る
ワセリンは、水分、油分を逃がさない効果は高いのですが、油分、水分を補う効果はありません。
もちろん、手を洗い、タオルで拭いた後にワセリンを塗ってもいいのですが、もっと効果的なのは、手が濡れている間に、ワセリンを塗ることです。
ワセリンは、いわば、ラップのようなもので、塗ることで皮膚に蓋をして、水分が逃げないようにしてくれます。
手に水が付いているときに、ワセリンを塗れば、その水分は逃げにくくなり、保湿効果が期待できます。
◯ さらに手袋で効果アップ
ワセリンのラップ効果をさらに上げてくれるのが手袋です。
水分が蒸発してくのを防ぎ、体温を手袋内に閉じ込めることができるので、保湿効果がより高まります。
手袋は、ビニールか、綿製の2つがおすすめです。
家事でよく使うゴム手袋は、ゴムのアレルギーが起こる危険性が高く、摩擦で傷口が痛むためおすすめできません。
体温が逃げにくく、保湿効果が高いのはビニール製の手袋ですが、熱がこもって、ベタベタして気持ちが悪いなら、綿製を使うと良いです。
水仕事以外の家事なら、綿製の手袋をはめたままの方がしやすいです。
水仕事なら、綿製手袋の上から、ビニール手袋をするのもいいですね。
ワセリンを塗った後、手袋をするのは、怪我の治療法「湿潤療法」とよく似ていて、自然治癒力を高くし、傷が早く治る傾向があります。
また、パックリ割れた傷口が空気に触れるのを防ぎ、痛みの緩和にも役立ちます。
使い捨て手袋がおすすめ
ワセリンが付いたままの手袋は、不衛生なので、使い捨てがおすすめです。
ビニール手袋であれば、内側のワセリンを洗い流して再利用することができません。
綿製手袋であれば、洗って使えそうですが、ワセリンはかなり手強い油分にため、なかなかきれいに落としきることができません。
繊維の奥に詰まった汚れは、なかなか落ちづらく、時間も手間もかかります。
汚れや雑菌が付いた手袋していては、せっかくの効果も台無しになるだけでなく、あかぎれが酷くなる危険性があります。
綿手袋の使い捨ては、10双で800円程度が相場です。
すこし高めで、不経済な気もしますが、あかぎれが悪化するよりも安心ですよ。
あかぎれが悪化した場合は、皮膚科を受診する
症状が酷く、あかぎれの部分から汁が出てきているときは、勝手なケアをせず、皮膚科を受診します。
体質によってはワセリンが合わず、ワセリンと手袋を試したら症状が悪化するケースもあります。
その場合も、すぐにワセリンの使用はやめて、皮膚科を受診してください。
あかぎれを起こしている場合は、肌の修復力がかなり低下しているため、放置していてもなかなか治りません。
また、放置しておくと傷口から雑菌が入り、炎症を起こす危険性もあります。
少しでも、早い完治のためには、薬の力を借りることも方法の一つです。
まとめ
あかぎれは本当につらいですし、人前で手を出すのが恥ずかしくなってしまいます。
悪化しすぎて、治りが遅くなる前に、日頃のケアで予防するのが一番です。
ワセリンは、皮膚を保護する力もさることながら、値段も手ごろなのが良いところ。
水を使う台所や洗面所など、目のつくところに置いて、こまめなケアをしたいですね。